放生会@筥崎宮

博多三大祭の一つとされる筥崎宮放生会。全国の八幡宮で同様の祭りがあり普通は「ほうじょうえ」と読むけどこちらでは「ほうじょうや」。殺生を戒める祭りのはずだがそんな事はともかく参道には700軒もの屋台がずらっと並んで一般的にはこっちの方がメインみたい。もちろん金魚すくいとか鰻釣りとかも山ほど。殺生を戒める祭りなんですけどね。


そして私のお目当てはもう日本で一つしか残っていないと言う見世物小屋。大寅興行社と言う一座らしい。もう見るからにタイムスリップ的異様な空間。ここが21世紀とは到底信じられん。

主役スターの蛇女、お峰さんがもう高齢で今後の存続が危ぶまれていたところに小雪さんという期待の新人が現れたとか。今回が初舞台と言う小雪さん、見たところまだ二十歳そこそこというところで結構かわいい顔してるのにちゃんと蛇を食べます。すごいや。でも殺生を戒める祭りのはず…まあいいや。
お峰さんもまだまだ現役で、何本もまとめて火をつけたロウソクのロウを口中にダバダバと流し込みそのロウで火を盛大に噴くという派手な芸を見せてくれました。
他の出し物は脱力感満点の犬の曲芸とか手品とか。さらに巨大な生きたニシキヘビを見せてくれて(これはまじにデカイ)その脱皮した皮をお土産にくれるという(財布に入れとくとお金が増えると言うアレね)至れり尽くせりの昭和テーストでお腹一杯。これで700円は高くないわな。
この小屋、なんか最近人気が上がってきているとかで全国各地で引っ張りだこらしい。何でも無くなりそうになると人が集まるもんです。