福寿亭@茶山

朝から起き出し高校野球第一試合をテレビ観戦。長崎清峰怒涛の追い上げも一歩及ばず涙を呑むのを見届けてから福岡市美術館でやってる横山大観展へ。まあなんというか巨匠と言う言葉がこれほどぴったり来る方もおられませんな。明治の人間のなんと太いことよ。普通の爺さん見てもけっこうそう思うくらいだからいわんや大観をや、ですが。

大観に圧されて腹が減ったので前々から興味のあったtyuさんオススメの福寿亭に向かう。まさに住宅街の真ん中の路地の中。アパートの一室で営業してると言う話だけは聞いていてえらくわかりにくい上に入りにくい店なんじゃないかと想像していたがそのアパートの前には「チャンポン」のノボリがひるがえり目に沁みるような真っ赤なドアに黄色い看板。あまりにもわかりやすい。二階に上がって、しばしばtyuさん家の団欒の場と化すと言う噂の座敷を一目見たかったのだがひとまず一階のカウンター席に陣取る。


ちゃんぽん専門店という割には炒飯や丼物、定食類もあり。そう言えばtyuさんはいつも定食を食べていると言っていたのでちょっと迷うが専門店に敬意を表してまずはちゃんぽん(500円)。カウンターの向こうは厨房と言うより普通の台所だねこりゃ。台所に立つのはおじさん一人。フライパンに麺を入れてちょっと蒸し焼きにしてから具材をどかっと入れてスープを注ぐという非常にアマチュアライクな作り方。

予想通りコクや深みは全くないあっさり味だが具材の多さはすさまじい。ホタテ、イカ、カマボコ、キャベツはもちろんサヤインゲン、底の方からはブロッコリーまで出てくる。最後にバラバラっと乗せたのは何かと思えばゴボウ天と錦糸玉子。う〜ん、まさに味のビックリ箱やぁ!スープに手はかかってないとは言えこれで500円とは儲け出てまっか?
こうなるとやっぱりtyuさんイチオシの定食メニューも食べてみなければねえ。

さて明日から国東半島の果て、姫島のキツネ踊りに行ってきます。