福吉＠伏見区深草
「餃子好きやったら福吉に行かなあかんわ。」と言う話を聞いて何はともあれ京阪藤森駅を目指す。京都駅から南へ15分ほど、京都とは言えいわゆる観光スポットとは全く違い住宅街の真ん中。ナムコがやってる池袋の餃子スタジアムに出店したと言うのが嘘のようなごくごくどうってことの無いその辺の中華屋のたたずまい。10人も入れば一杯という想像以上に小さな店。近くには大学も二つあるので普段は学生も多そうだが夏休み期間のためか難なく入れた。
まず驚くのはメニューの多さと安さ。餃子だけでも10種類以上。しかも一部を除いてそれぞれに焼・蒸・水の調理法が選べる。1人前7個で350円〜500円。餃子以外の一品料理も中華の定番メニューを中心に20種類以上あり500円〜700円。
これで安くて量が多いだけならどこの学生街でもよくある話なんだけど、これがまた実に美味い。味噌ダレで食べるスジネギ餃子も秀逸だが香りがたまらないセロリ餃子やニラ餃子、どれもモチモチの皮から旨味がじゅわっと溢れ出る。大きさも大きすぎず小さすぎずのジャストサイズ。多彩な餃子も奇をてらったものじゃなく中国東北部出身のお母さんが作るおふくろの味。「安い割に美味い」んじゃなくてこれは本気で美味いです。
この手のネイティブ系餃子では大阪市西区の稲葉家餃子が最高かと思っていたがこりゃ甲乙つけがたし。
