八女本家@渡辺通

AND2006-05-30

清川方面で仕事を終えて帰り道。初めてのルートを取ってみるかと渡辺通りの一本東の路地を歩いていたら、この辺けっこう飲み屋があるんですね。中に一軒ちょっと異色のたたずまい、入り口のでっかい暖簾(?)に何となく惹かれて店内へ。
なかなかきっぷのいいおかみさんに「うちは一見さん入れないのよ。」と言われるが、顔が笑ってるところを見るとお許しが出たもよう。まあ「入れない」っていうより常連さん以外はあんまり入ってこないものと思われる。
メニュー書きはほとんど無くカウンターには大皿料理が並ぶが他にもいくらでもメニューはあるらしい。ダーッと説明してくれるけどとてもじゃないが覚え切れない上にどれもこれも美味そう。
サバとシマアジの自家製燻製は桜チップスモークの良い香りに脂がのって泣かせる美味さ、焼酎に合う事この上なし。八女の実家製という切干大根はワリバシほどの太さで歯応えがたまらない。

丸鶏の地獄蒸しやらご自慢のカレーやらどれもこれも家庭料理の延長線上のようでいて、並の居酒屋、小料理屋じゃ太刀打ち出来ないレベルだと思うけどこの店の何よりの売り物はおかみさんでしょう。かなり豪放磊落、お客と喧嘩することもあるらしいが温かみと愛嬌も併せ持つこのキャラが気に入れば最高の店かな。私ゃたぶんこれからちょくちょく行きます。