沖食堂@久留米

ここのところ結構仕事が忙しかったのだが久々に土日がぽっかり休み。プチ遠出でもして見るかと我が未踏の地久留米へ向かう。チェッカーズ松田聖子と豚骨ラーメンを産んだ街として知られる久留米だが、その久留米の食堂系老舗沖食堂。

創業の昭和30年から時計が止まったようなたたずまいがたまらない沖食堂、4月1日から各メニューを値上げしてラーメンは360円。前は320円だったようだが1割以上のアップにもかかわらずこの値段は凄い。それでも地元の方には未羅来留亭@西新の20円アップよりもショッキングな出来事だったんでしょうなあ。

久留米イコールこってりというイメージもあったが脂は決して多くなくかなりピュアな「髄」スープって感じ。玉子はもちろん半熟味玉などではなく固ゆで玉子の5ミリ厚スライス。箸でつまんで一瞬ガクッと来たけどそりゃそうだわなあこの値段だもの。しかしシンプルながらトータルで見てB級な感じが微塵も無いどころか逆に「ごちそう感」(ただし40年前の)が満点なのはやはり老舗の底力なのか。一口にトンコツと言ってもいろいろあるもんですねえ。ほとんどの男性客はラーメンと一緒に焼き飯を食べていてこれがまたかなりのボリュームの上たまらなく美味そう。かなり惹かれたがここはグッとこらえて店を出る。