もりちゃん@古門戸町

AND2005-12-19

前々から入り口の「お好み焼 300円〜」という文字が気になっていた小さい店。お好み焼だけに焼くのに時間がかかるのも手伝ってか昼時はたいがい満席だが、今日は少し時間が遅めで客一人というのを見て突入。
300円と言うのは一番具の少ない「野菜焼き」の「小」の値段だが、ミックスとかデラックスとかスペシャルとかいろいろ具を加えてもせいぜい7〜800円まで。まずは肉、イカにチャンポン麺半玉入りの「モダン」600円で。
以前行った「ふきや」みたいなお好み焼かと思っていたがまたこれがかなり違う。基本的には広島風と言うか関西のベタ焼き風と言うか、薄く延ばした生地の上に野菜と具を載せていくタイプだが台となる皮は比較的厚め。ふきやのように何度もひっくり返してしっかり焼くのではなくひっくり返すのは表裏1回ずつ。最後は直径30センチもある巨大な物体を鉄板にぎゅうぎゅう押し付けて圧縮し、焼きあがったら具を乗せた面にソースをたっぷり塗り、それを内側にはさみ込むように真ん中からぐにゅっと折り曲げて皿の上に。こんなルックス初めて見た。しかもどデカイっす。
まあデカイと言っても原材料の半分くらいはキャベツなわけだけど、生地も意外に厚いのでやっぱりかなりのボリューム。チャンポン麺は要らんかったかもね。
生地をあまりしっかり焼かないのは折り曲げることを前提としているからか?あまりカリカリしたところが無く生地とキャベツとが柔らかくも混然一体。

これはお好み焼の宿命でもあるがどうしても味が単調のため途中で飽きてくるのよね。ビールでもあればまた違うんだけど…。ここはむしろ大阪的にご飯のオカズにすべきだったか?マヨネーズなども起用してなんとか完食。

美味い!ともろ手を上げるわけにもいかないが、満腹感及びB級感大爆発の面白さ。こういうお好み焼ってここだけなんですかねえ?それともこれって博多風?

なお、同じ形態ながらキャベツがネギに替わって醤油味になるねぎもやし焼きもあり。そのうち試す…ことになるんだろうなあ…。