岩崎@小倉

せっかくだからもう一軒と、前もって久野に振られた場合も想定して当たりをつけておいたすぐ近くらしい岩崎へ向かう。その途中にも朝からやってるうどん屋がたくさんある。雰囲気的には讃岐と非常に近い。屋号が単に苗字ってのも讃岐と一緒ですな。できれば全部回りたいところだが讃岐と違って麺の量が結構あるのでさすがにきついね。讃岐だったら「小」オンリーなら午前中に四五軒いけるんだけど。
ちょっと辺りをうろうろと迷った末、小倉競馬場の塀に面して細い路地にたたずむ民家の入り口に緑色の「よもぎうどん」の暖簾を発見。どう考えても近所の人しか来ないですねこりゃ。ブームになる前の讃岐うどんもこんな感じだったんでしょうねえ。途中で何人かのおばあちゃんにいぶかしそうに見られたので、もしも今日この近所で空き巣でもあったら確実に私の人相風体が捜査線上に浮かぶことでしょう。
店内では恐らく毎日のように来ているであろうおばちゃんたちが井戸端会議。入って行ってもそんなに怪訝な顔をされなかったのでちょっと安心。

ここは普通のうどんもあるけど、やっぱり暖簾にもあるよもぎうどんしかないでしょう。肉うどんにしようかとも思ったけど久野も意外と量があったので自制して「よもぎかけうどん小」で。

やっぱり小でも普通の量。大がこの2倍だとするとかなりな量ですな。麺はきれいな緑色。これも茹で置きっぽいけど、ほのかによもぎの香りが漂いなかなかに美味い。これに肉汁がからむとどうなるのか?やっぱり肉うどんにするんだったかなあとちょっと後悔。腹が減ってりゃ天ぷらも付けたのに…。
もうひとつ気になったのは久野にもあった切干大根、昆布、インゲンなどの糠漬け(?)

こういう漬物ってこの周辺では普通なんでしょうか。唐辛子も入ってて表現しにくいかなり独特の味。私は初めて見ました。
まずは小倉土着麺めぐりミッション第1回はこの辺で打ち止め。しかしこういう麺文化って小倉全体にあるんでしょうかね?
岩崎
北九州市小倉南区北方3-62-5