精霊流し@長崎


長崎の精霊流しは凄いと聞いていたけど、まさに百聞は一見にしかず。さだまさしの歌のイメージで行ったら腰抜かします。

精霊船にはこの1年に亡くなった方の遺影が飾られ、かなり生々しい。
しかしそれを引っ張る人たちは爆竹にまとめて火をつけては道に放り投げまた火をつけては投げをひたすらえんえんと休みなく繰り返す。遠くの方からバリバリバリッと落雷のような音が聞こえたと思ったら、すぐ足元にも爆竹が飛んできて、パッとよければ目の前で花火の火柱が上がり、あたりは硝煙でもうもうというえらい騒ぎ。
「耳栓が要るよ」とは聞かされてたけど冗談じゃなくほんとに必要。タバコ屋の店先で売られてたのを見つけすぐ買いましたがな。

夜もふけてくると打ち上げ花火を口にくわえて上げる奴とか、爆竹を箱ごと頭に載せて火をつけ人間ナイヤガラ状態の奴とかまで現れさらにエスカレート。♪線香花火が見えますか〜♪なんて歌ってる場合じゃないっちゅうの。

そして夜中には当然県庁前の目抜き通りの路上には爆竹と花火の燃えカスがびっしりとカーペットのように敷き詰められ、いったいこれどうするんだろうと思ってたら深夜から清掃部隊が動きだし翌朝には嘘のようにきれいになってんの。これにもびっくり。

これほど世間のイメージと実態がかけ離れた祭り?も珍しいですな。いやあほんとに来てみなわからんもんやねえ。