皿うどん 新生飯店@天神

AND2005-08-03

チャンポンの美味い店ということで向かってみたけど、歩いていく途中のあまりの暑さに負けて皿うどんに方針変更。しかし出てきた皿うどんを見てびっくり。麺が細い揚げ麺じゃなくてチャンポンの麺で作った焼うどん風。というかほぼ汁無しチャンポンですな。
そう言えば長崎の皿うどんには細麺と太麺があるという話を聞いたことがあったっけ。これがいわゆる太麺の皿うどんか。しかしデフォルトの皿うどんでこれが出てくるとはちょっと驚き。(この店では細麺の方は「焼きそば」というみたい。)
あんかけじゃなくて具と麺を少量のスープと一緒に炒めてあり、かすかなとろみが麺にからんでモチモチの美味さ。麺好きとしては細麺よりむしろこっちの方が好きだぞ。しかもかなりのボリュームで550円とはまいりました。うーん長崎にも早く行ってみなければ。

(追記)その後ネットでちょっと調べてみたらチャンポンの元祖と言われる長崎の四海楼で、もともと皿うどんとして作ったのは太麺だったらしい。揚げた細麺を使うタイプ(もともとは「炒麺」と呼ばれた。)は後から生まれ、麺さえ買ってくれば家庭でも簡単に作れるので細麺が広まったという話。
今でも長崎では太麺派と細麺派がまっぷたつに別れて論争しているサイトがあるくらい勢力は拮抗しているもよう。また太麺タイプにも新生飯店のように混ぜて炒めるものと、麺だけを焼きつけて焦げ目をつけあんかけにするものとがあるらしい。
長崎には二回ほど行ったことがあるがチャンポンしか食べたこと無かったのでちいとも知らなんだわ…

(追記2)長崎チャンポンを全国に広めるのに大きく貢献したと思われるリンガーハットでも広島以西の店舗には太麺皿うどんがあるらしい。なぜ東には出さないんだろうね?