トラットリア・ダ・ロッコ@フィレンツェ

AND2006-12-22

最近の円安ユーロ高のせいもあるが(1ユーロ=約150円)イタリアの食事は意外に割高感がある。今回はネクタイしなけりゃ入れないようなレストランにはとうとう一度も行ってないが、それでもだいたい前菜で7〜10ユーロ、パスタがやはり10ユーロ前後、メインが10〜15ユーロくらいがごく普通の値段。三皿頼むと安いハウスワインを飲んでも一人30〜40ユーロくらいは最低ラインということになる。立ち食い以外で安く上げようと思うとピッツァくらいしか選択肢は無いが、観光客が多いような地域ではピッツァ1枚10ユーロなんて当たり前なのよねぇ、ほんとにもう。安くて美味いものの選択肢がいろいろあるということでは先進国の中で日本は断然最高なんじゃないかと思いますなあ。
そんな中、フィレンツェのサン・アンブロージュ市場の中にあるこの食堂は素晴らしい。前菜、パスタが3ユーロ、メインが4ユーロ、野菜の付けあわせが2.5ユーロの明朗会計。10ユーロもあればワイン飲んでも十分満足できます。
もちろん料理はみんな作り置きだがそのぶん注文すればあっという間に目の前に。味の方は値段相応と言えばそれまでだが活気ある市場の雰囲気で美味さは軽く五割増。ここはわりに有名らしく外国人も多いが、知られざるこう言う店も探せば結構あるんだろうけどねえ。




やっぱり市場の中の店が楽しいのは世界共通か。

Trattoria da Rocco
Piazza Ghiberti San Ambrogio市場内(たぶん昼のみ)