共栄ラーメン＠佐野

元日は京都から新幹線で東京へ向かい、そこから1時間ほど北上して故郷の栃木県は佐野市へ帰省。佐野と言えばそう、知る人ぞ知るラーメンの街。佐野ラーメンはもちろん我がソウルフードなのである。最近の市町村合併でようやく10万人に乗ったくらいの人口なのにタウンページで検索してみると170軒ほどのラーメン屋があるらしい。福岡市で検索してみても580軒だからやっぱりあきれかえるほどの多さですな。


佐野ラーメンの特徴は何といっても麺。青竹打ちと呼ばれる技法で打たれたふぞろいの太麺は部分的にはコシがあり、部分的には全くたよりなく、かなり独特の食感。スープは鶏がら醤油味が基本だが店によって魚ダシが強いところや全く使わないところ、こってり目のところや脂分極少のところもあってかなり幅はある。


ここ共栄ラーメンは佐野でもかなり古い店。かなりあっさり薄味の一つのスタンダードタイプ。そうそうこれだよなあ、と年に一度のソウルフードとの再会を噛みしめる。一本の麺の中にも太めの部分と細めの部分とがありこれを啜り上げるときの唇への快感はまさに唯一無二なのです。