ロステリア・ディ・ジョバンニ@フィレンツェ

AND2006-12-16

11月の末から12月頭にかけてイタリア旅行に行ってました。妻もワタシもイタリアバージンだったもので、行き先はごくごく当たり前にミラノ、フィレンツェ、ローマのおのぼりさんコース。10日前に帰ってきたものの帰国後のバタバタですっかり更新遅れ。記憶もうすれかけのもののまあ思い出せる範囲でぼちぼち。

日本でイタリア料理と言うとなんとなく魚介類のイメージがあるがこの辺りではほとんど肉、肉、肉。だいたい市場を覗いてみても魚屋は隅っこの方にちょこっとあるだけ。一週間もたつとさすがに食傷気味になるがそれでも美味いものはやっぱり美味いわけでそういった店を何軒か。まずはフィレンツェ

フィレンツェ名物と言えばまずはビステッカ・ア・ラ・フィオレンティーナらしい。つまりは炭焼きのTボーンステーキ。フィレンツェでもビステッカで有名なイル・ラティーニという店をのぞいてみるとなんと凄い人垣。

ここは予約ができないので行列必至という話は聞いていたので開店時間の10分前に行ってみたがこの状況を見てすごすご退散。イタリアでもこんなとこあるのねぇ。

つうことでそのすぐ近所にあるロステリア・ディ・ジョバンニへ。
L'OSTERIA di Giovanni(Osteria N°1)
via del moro 22
tel. 055.284897

osteriaってのは日本語では居酒屋と訳されることが多いが実際にはトラットリア(食堂)よりはちょっと格上、リストランテよりは気取らず実質重視って感じの店が多いらしい。
薄い肉では上手く炭火で焼けないためビステッカは最低1㎏から。ワインで有名なキャンティ地方で飼育されているブランド牛のキアーナ牛。


脂身はほとんど無く「サシ」なんてもちろんの事入ってない完全な赤身。焼き加減は絶妙で中は真っ赤だけど決して生ではない。しっかりした歯応えはあるが噛み切れないようなことは無く肉汁あふれる極上美味。「肉を食ってる!」と言う満足感に首まで浸かれます。和牛とは全く別物。最初はあまりのデカさに半分お持ち帰りにしようかなんて言っていたが骨のまわりまでこそぎ落として食べる事に。これがまたたまらん美味さ。こう言うステーキは日本じゃいくら金出しても食えないんだろうねえ。