吉富@舞鶴

AND2005-10-31

めっきり涼しくなってきてこれから日一日と魚が美味くなる。そろそろ福岡の寿司屋めぐりでも始めてみるかってことで。とは言えそうしょっちゅうは行けないが…
江戸前寿司で有名な吉富。今まで2回ほど満席で振られてたが今日は月曜で時間も早くすんなりと。
マンションの1階というのが信じられんようなクラシカルな内装。もちろんガラスケースなんて無くネタ箱から出してくる。60代半ばくらいか穏やかそうなご主人が一人で握り他には酒やお茶などをサービスする男性一人だけという非常にこじんまりとした店。
新生姜のガリは薄切りではなく割り箸ほどの太さに切ってありこれだけで呑める。つまみは取らずいきなりおまかせで握ってもらうとまず軽く炙ったアラでガツンとやられる。赤貝、軽くしめた鯖はちょっと炙り、カマスも炙り、焼穴子は塩で。この辺かなりの絶品。あとは小鰯、鯛のこぶ締めはかぶら漬けを乗せて、イカのウニ乗せ、中トロ、生車海老、もう少々あったかな。
シャリは甘味も酸味も抑え目で小振りでほろっとほどける。もちろん全ての握りに味がついており醤油はつけずにいただきます。う〜ん江戸前〜。
これに燗酒一本つけて5300円とは素晴らしい。ご主人もうしばらくしたらまた来ま〜す。
(しかしこれだけ江戸前の仕事寿司が並ぶ中で海老が生なのはなぜだ?)